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総院長日記

2013年7月17日 水曜日

総院長のひとりごと3

その焦りの中、同僚とわずか2、3年の経験で、美容外科クリニックを、開院しました。そんなに甘くはないですよね。1年も続かず、さらに深刻な状況になっていました。その頃ですね、寝汗をかいていたのは。クリニックを締める時には、かなり人間関係が崩壊してしまいましたね。今でも、いくらか余韻を引いているかもしれませんね。そんな時、個人病院の院長の仕事の話があって、平成5年の春だったと思います。僕の診察日は、週3日で、収入は、激減しましたから、負債の返済なんか全くできません。そんな時にその個人病院のオーナーに弁護士を紹介され、公私とも、いろいろと勉強させていただきました。その先生は、今でも顧問をしていただいてます。その病院は地域の診療所のようなもので、一般診療、健康診断、人間ドックなどで、いい経験でした。負債のことは、頭から離れなかったですけどね。結局、その先生にアドバイスを受けながら、10年がかりで清算しましたが、この時期のどこかで、祖母の言葉の意味がいくらかわかったような気がしますが、その当時は何も考えられなかったですね。「これから先、どうなるかなぁ?」って気力もなく、2、3ヶ月過ぎた頃、「もしもし、Tですけど、久し振り。元気にしてますか。」、美容外科をしている友人からの電話でした。「本当に、久し振りだね、どうしたの。」。「急なんだけど、週に何日か、手伝ってくれないかな?」という電話でした。そんな時期でしたので、あまり深く考えず、「いつから?」軽く引き受けましたね。後々、この電話が大きな転機になったわけですけど。週1日が、週2日になり、結局一般診療の方が、週1日になり、いつの間にか友人のクリニックが、メインになっていきました。このスタイルが、オーナーの御子息に院長を引き継いだ、平成9年の春まで続きました。そして、仕事としては、最も充実していた10年間に入っていくことになります。
では、続きは、次回に。
また、気軽にメール相談して下さいね。

総院長 伊藤暁彦

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2013年7月17日 水曜日

総院長のひとりごと2

翌朝、10時からの研修でした。友人の住まいが、東横線の沿線にあり、気持ちの整理が、つかないまま、品川に向かいました。当時は、全国展開しているような大手の美容整形外科は、ほとんどなく、そのクリニックも、首都圏を中心に、全国に、5、6院だったと思います。9時半くらいに着いて、院長に挨拶を済ませると、すぐにオペ着に着替え、研修に入りました。その頃は、半数近くが包茎の手術で、クランプを使ったオペから、教わりました。そのオペは、僕には、かなり、センセーショナルなもので、名古屋に帰ろうかと、一瞬、脳裏をよぎったことを、今でもよく覚えていますね。今から思えば、本当に感謝していますけどね。2週間でかなりの症例を経験させていただきました。埋没の二重瞼のオペを、何例か経験させてもらって、名古屋院での勤務になりました。今はプチ整形ですよね。その後、大阪、神戸、品川などの分院で、美容整形のオペを教わり、すぐに天狗になっちゃいましたね。2年間程お世話になりました。当時は、本当にいい時代でした。基本的なことは、このクリニックで経験させてもらったと思っています。その後、いくつか大手の美容整形外科で、仕事をしましたが、数年間は、美容整形の手技書も、英文のものがほとんどで、同僚と工夫しながら、「どうすれば、もっと早く、傷を小さく、できるだけ綺麗に」、なんて仕事の合間などに議論してましたね。今、思えば恥ずかしいですね。でも、その頃の自由な発想が、良かったのかもしれないですよね。最初の頃は、二重瞼の埋没糸は一点でいいとか、プロテーゼは、骨膜下に入れるとか、包茎は、クランプより、フリーハンドがいいとかなどですね。まだ、30代半ばの、自信過剰になりがちな時期でしたね。私生活では、結婚して父親になり、そしてバブルの崩壊。見事にはまりましたね。どうしようもないと思うほどの負債を抱えて、朝、掛け布団が重くなるような寝汗をかいて目が覚める日々が、続いたこともありましたね。その頃は、東京に向かった新幹線の中を思い出して、「あの時に引き返していれば」なんて、思ったこともありました。そんな時、祖母が見かねたのでしょう。「娑場のことは娑場でカタがつく」って言うんですよ。その時は、「俺の気持ちなんかわからんくせに」なんて思ったりして。身から出た錆びなんですけどね。結局、全てをかたずけるために10年余りかかりましたけど、少しずつ整理がついていくうちに、祖母の言ってくれた意味がなんとなくですけど、わかってきて、「明治生まれの人は、強いな」って思ったりしてました。でも、その時期はかなり気持ちが荒んで、最初の数年間は、周りの人を巻き込んだことが少なからずありましたね。今でも、申し訳なく思っています。そんな中でも、「迷った仕事」ですが、途切れることなく仕事には、恵まれていました。家族にも、本当に迷惑をかけましたが、天職のように思えるようになっていったのです。もうこの仕事しかなかったわけですけど。
今回は、かなり長くなりました。もう夜中の1時を回りましたので、休みます。

総院長 伊藤暁彦

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2013年7月15日 月曜日

総院長のひとりごと1


「行って来るね。」、その頃は、まだ祖母が健在で、家政婦紹介所を、地元で経営して、二人で一緒に暮らしてましたね。東京の某美容整形外科の、2週間の研修の前日、午後でした。平成2年9月30日ですね。この日から、僕の美容整形外科の半生が始まりました。名古屋から新幹線で、東京に向かったのですが、当日は台風何号だったか、が接近中で、翌日の始発にしようかと、迷っていたのですが、美容整形は、当時まだまだ、特殊な診療科で、その世界に入ること自体に迷いがあって、前日に東京に入ることが、背中を押してくれるような思いがあったのでしょうね。もう、23年も前のことです。もう一度、考える時を与えようとしてくれたのでしょうか。結局、静岡で新幹線が不通になりましてね。もう深夜と言ってもいい時間だったと思います。車内で待てば済むことなのですが、その時間が不安で、その場にいると、分刻みで決心が揺らぎそうだったのを、よく覚えています。一旦、駅構内に入って、所在なくしていた時、世の中には、よく似た奴がいるもので、翌日の朝、五反田にどうしてもいないといけないっていう、まだ20歳くらいの若者に出会いましてね。それで、横浜まで、一緒にタクシーで向かいました。名古屋の友人が横浜にいましたので、その日は、研修が決まった日に、寄るからって話してありました。夜中に来るとは、思ってなかったでしょう。一人なら、どうなっていたでしょうね。それ以来その人とも会っていないけど、2、3時間の出会いでした。もう40代半ばですよね。友人の住まいは、借家の一軒家でした。お風呂に入って、ようやく「いよいよ明日からだな。」って眠気の中で、ぼんやりと思っていました。まだ、続けられるかどうか、確信は、なかったですね。長くなりますから、次回の総院長日記「ひとりごと」で。

総院長 伊藤暁彦

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2013年7月14日 日曜日

総院長日記

つい先日の名古屋院でのエピソードですが、僕の手術日に大阪から来院され、手術を受けられた方から、「総院長も名古屋にお見えになるんですか?」と聞かれて、唖然としてしまいました。「えっ? 新宿院と名古屋院の手術の状況次第で、林院長と私とでシフトを調整しながら、勤務していますよ。二人で手術をすることもありますよ。」、「そうなんですか?ホームページに、先生の写真が、東京のホームページにしか載っていないから、東京にいらっしゃるのかと思っていました。」という一幕があったのですが、名古屋のスタッフに尋ねると、「先生、そういう方、一人、二人じゃないですよ。」と、そんな返事が返ってきました。さっそく、名古屋院にも、新宿院にも私と林院長の写真を載せることにしました。月に一度ミーティングをやっているのですが、スタッフとの普段のコミュニケーションは、すごく大事なんだなと、痛感しました。初心にかえって、スタッフとも、もっと会話をしなきゃいけませんよね。来院される方とは、よく話すんですけど、スタッフは、どうも僕には、話ずらかったみたいですね。
林院長、僕そしてスタッフ一同、安心して、来院していただけるメイルクリニックを目指して、東京新宿院、名古屋院ともに、日々、頑張っていますので、これからも気軽に、お問い合わせ、ご来院ください。
次回からは、僕が、美容整形の仕事に入った平成2年からの思い出を「ひとりごと」で紹介していこうと思っていますので、読んでみてくださいね。

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2013年7月14日 日曜日

総院長日記

久しぶりのひとりごとになりました。この半年程、頸椎症でカラーを着けながらの仕事で、ブログも、ご無沙汰してしまいました。名古屋院は、林院長に任せることが多くなり林院長には心配をかけましたが、7月からは、本院の名古屋院、新宿院、両院共に林院長と二人でご来院の方々に、満足頂けるようなシフトで勤務いたしますので、名古屋院、新宿院どちらでも、安心してご来院ください。
今年は驚いたできごとが一件ありました。両院共、開院以来、他院で手術をされた方の修正手術が、かなりの比重をしめますが、その中のお一人の方が、無免許医の某クリニックで手術をされたということで、昨年末、警視庁の方がお見えになり、いろいろと協力させていただきました。かなりの被害者の方々がおみえになったそうです。結局、今年の3月までかかりましたが、そのようなクリニックが現実に存在するという事に、驚きを隠せませんでしたが、これから、いろいろな悩みで、カウンセリングを受けようとお考えの方は、受けよう思っていらっしゃるクリニックの内容をしっかりと把握されて、カウンセリングも十分納得されてから、処置、手術を決心されるといいと思います。急を要する状態でない限りは、あわてる必要はないと思います。
これからは、不定期ではありますが、できるだけ私からもカウンセリングなどを考えていらっしゃる方々に、情報を発信していくつもりですので、よろしくお願いします。次回からは、もう少し気楽な文章にしますね。

悩みのある方は、私、林院長、そしてスタッフで適切に対応させていただきますので、気軽にご来院くださいね。

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL


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