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旧診療日記

2018年3月 9日 金曜日

十話 包茎手術:リスク

いざ手術を受ける決心をして来院頂いたのに、手術をお断りしなくてはならないことがあります。
例えば「糖尿病」を患っている方です。
なぜ糖尿病が?と思われるかもしれませんが、包茎手術に限らず「手術」そのものが大きなリスクとなる事があるのです。
簡単に言えば糖尿病とは血糖値が上昇し、血液粘度が上がるため全身の血行不良となります。末梢まで十分な血液が行き渡らず、傷口の修復に時間がかかってしまうのです。場合によっては塞がらないまま化膿してしまうこともあります。
包茎手術は決して"受けなくてはならない"手術ではありません。だからこそ大きなリスクを伴う場合はお断りせざるを得ないのです。
そして、こんな方は要注意。
以前は仮性包茎で、皮を剥いて亀頭を出すことはできたのに、最近になって亀頭を出すことが困難になった、あるいは出せなくなったという方。
当院にもこのようなご相談が多いのですが、その多くは糖尿病による合併症なのです。
血行不良は免疫力の低下に繋がります。不衛生な包皮の内側で炎症を繰り返し包皮そのものが硬化してしまい剥こうとしても剥けなくなってしまうのです。
まずは糖尿病の治療を受けて頂き血糖値が安定するのを待つ事が好ましいです。
ある意味これも"仮性包茎"であったことの弊害といえるのかもしれませんね。
食糧事情も豊かになり、食べたいときになんでも食べられる時代。
豊かになった反面、それによって引き起こされる害がいかなるものなのか、改めて認識する必要があるのではないでしょうか?

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2018年3月 9日 金曜日

九話 30代のED(勃起不全)について

体力的に少し弱って、勃起力が弱くなった。(38歳)
持続力の低下で悩んでいます。(33歳)
最近立ちが悪くなった。(37歳)
勃起せず、射精してしまいます(37歳)
意欲はあり、興奮もするが、いざという時に勃起しない。(40歳)
勃起はするが、いざ挿入となると萎えて勃起状態を維持できない。(36歳)
元気がなく、中折れ、早い(39歳)
子作りのため、排卵日に頑張ろうとするとその時に限って勃たなくなります。(34歳)
勃起はするが、途中で萎えてインサートしずらい。時々硬くなる前に出てしまう。(40歳)
性欲はあるが、勃起しない。もしくは弱い。(38歳)
勃起力が弱く、奥さんともかなり少ない。(35歳)
マスターベーション(自慰行為)では勃起するが、いざという時は萎える。(31歳)

ED(勃起不全)で来院される患者さんの年齢は20代から60代後半と幅広いのですが、意外や意外30代後半の方が非常に多いのです。仕事や家庭でのストレスや運動不足などが原因の一つだとは思いますが、心のゆとりができて、人生を楽しめるような社会になって欲しいな~と思います。(私の願望です。)
話を戻しますが、「勃起不全」という言葉自体には「勃起しない」という恐ろしいイメージがありますが、実際に来院される30~40代の患者さんの多くは、勃起はするが、途中で萎える。いわゆる「中折れ」の患者さんが多いのです。
上記でもありましたが、硬くならないと射精感もなく早漏気味にもなります。(経験者は語りますよ。)逆に硬くなれば射精感もでて、早漏防止になりますよ。
30代の患者さんの中には不妊治療の目的で来院される方もいます。
当院ではED治療としてバイアグラやレビトラの処方をしております。
バイアグラやレビトラは危険な薬というイメージがあるかもしれませんが、ごく一部の患者さんは使用できませんが、健康な人には全く問題ありません。
あせりや緊張でも、いざとなると萎える人も数回使用すれば自信がついて薬がいらなくなる場合も多いですよ。
バイアグラ、レビトラは非常にありがたい薬です。(私も使用しています。)
EDは恥ずかしいことではありません。老眼に全ての人がなるようにEDも加齢に伴い糖尿病、高血圧、心臓病といったEDを引き起こす病気が増えて起こり得ることです。
特に現代のストレス社会には無くてはならない薬だと思います。

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2018年3月 9日 金曜日

八話 コンジローム:転ばぬ先に・・・

ずいぶんと陽が暖かくなり、花の香りが風に運ばれてきます。
私は、今年もスギ花粉に悩まされ、外出時はサングラスにマスクという、とても銀行には入れないような姿で出歩いております。
さて今回も引き続きイタ~イ"お土産"のお話です。しかも前回よりも少し大きいお土産かもしれません。
電話相談でも多い内容の一つに「亀頭周辺のブツブツ」の悩みがあります。その中でも多いのは「包茎」の方にできやすい、性病ではないブツブツで「フォアダイス」というものです。これはどこかで貰ってきたものでも、他人に染すものでもありませんが、見た目によくないので除去したいという方は多いですね。
反面、性病のブツブツもあります。それは性感染症のひとつで「尖圭コンジローム」というものです。
当院に来られる患者さんにも非常に多く、主に風俗店で感染してしまったという方が多いようです。この病気は性病の中でも非常に厄介なウィルス性の病気で、痛みや痒みなどの自覚症状に乏しく、亀頭表面や陰茎などに小さいイボ状の突起が出来るのを発症とし、次第に病巣を広げていきます。放っておくと、まるでペニスがカリフラワーのようになってしまいます。
飲み薬や注射で治療することはできず、表面に出てきたものを削り取るしかありません。ところが皮下(神経節)に潜伏感染しているウィルスを取り除く手立てはなく、非常に再発の度合いが高い病気なのです。
包茎の場合、包皮の内側のジメジメした部分にできやすく、亀頭と接触しながらその範囲を広げていきます。コンジロームを、病巣となる皮ごと取り除くこと(包茎手術)が最良ですが、100%再発を止めることはできません。それ以上に問題なのが、他人に染してしまうということです。女性に感染した場合子宮頚ガンの原因になったりと、男性よりも問題は深刻です。
実際に治療に何年もかかっている方もいらっしゃるような厄介な病気ですが、これがまた"ちょっと遊びに"行ったついでに貰ってきてしまうような身近な病気でもあるのです。ただし粘膜の直接の接触によって感染する病気なので、コンドームを着用することで、ある程度予防はできます。しかし、わざわざ風俗店にコンドーム持参で行く方は少ないでしょうが。だって、つまんないですよね、ゴム付きなんて。(ごめんなさい、地がでました)
ある患者さんが言っておられましたが、「引きたくもない当たりクジ引いた」などなど。ごもっともです。
実際の話、同じ店に行ったからといって誰もが感染するわけではありません。体調や、更に言えば抵抗力の差などもあるでしょう。
もうひとつ、やはり包茎の方は不利になります。
感染ともいえないような僅かな菌やウィルスを、事が終わって包皮を被ってしまえばそこで繁殖する環境が整ってしまうのですから。
包茎でなければ100%性病にならないということではありませんが。男たるもの遊ぶときは遊ぶ。しかし大なり小なりリスクはつきもの。
いわば、「転ばぬ先の杖」。予防が大切ですよね。

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2018年3月 9日 金曜日

七話 淋病・クラミジア:イタイお土産

いくつになっても"男は男"。そして男である以上、時には羽目を外して遊びにいきたいもの。だって、男なんですから。堂々と言いますよ、私は。飲みにも出れば、勢いで風俗店に行ったりと、まあそれなりに遊んでおります。とは言え乏しい小遣いの中でのことですので、限られてはおりますが。
しかし、遊びに行くからにはそれなりのリスクは伴うようでして。今回は遊び盛りの男性全てに起こり得る、イタ~イお話をしてみたいと思います。
当院では包茎治療や増大手術の他に、遊びに行った際に"お土産"をもらってしまった方の相談も受け付けております。
はて?お土産とは・・・。いわゆる「性病」のことです。
かく言う私も学生時代に調子に乗りすぎて「お土産」を頂いた経験がありまして。いやはや、若い頃というには遊びに行く期待と興奮で、後の事など考えないものですよね。当時は知識も無かったですし・・・。 その時は遊んでスッキリ1週間後、突如下着にドロドロと膿が付着していた時にはショックでしたねー。性病という言葉は知っていても、所詮は他人事でしかなかったのですから。その時まず思ったのが「恥ずかしくて病院にも行けない」「まあ、放っておけば治るかも・・・」という、逃避に似た甘い考えでした。
とりあえず尿道の先にティッシュを当てて1週間放置。しかし排尿は痛くてしかたないわ、膿は全く止まらないわ。日常生活(特にアルバイト)にも差し支え、たまらず泌尿器科の病院へ行きました。
診断の結果は「淋病」でした。
これは風俗店などでも感染しやすい、当院の患者さんでも最も多い性感染症のひとつです。私の場合は薬を頂いて1週間程で治りました。まあ、こんなことならば、もっと早くに病院へ行けばよかったと激しく後悔したものです。当時は特に付き合っていた彼女もいなかったので、自分ひとりの問題で済みましたが、例えば結婚されている方や特定の相手がいる方は大きな問題になることもあります。
やはり「早期発見」「早期治療」が大切でしょう。恥ずかしい気持ちはありますけれどね。
こんな話をすると「遊びに行くことは悪いこと」のように思われがちですが、いえいえ、そんなことは決して申しません。先にも申した通り「男は遊びたい生き物」なんですから。
ただし、なにかしらのリスクがある以上、できる範囲での予防が必要ではないでしょうか?性病の中には、かなり厄介なものもありますし、それがまた風俗店などで感染しやすいものなのです。

※現在、STDの診察治療は行っておりません。

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL

2018年3月 9日 金曜日

六話 包茎手術:最後まで

前回は治療を受けて頂く上での不安についてお話させていただきました。
それ以外のご不明な点、ご心配などありましたらご相談を寄せてください。
今回のお話の内容も非常に多いご質問です。
「治療後入院は必要なのでしょうか?」
結論から言えば包茎手術を始め、どの治療についても入院はいっさい必要ありません。そして、ほとんどの治療について後日の通院の必要もありません。
ただし、手術後の傷口が完治するまでにはある程度の時間は掛かります。それまでの期間は自己管理の期間なのです。
例えば、包茎手術の場合、性交渉が可能になるまでは1ヶ月程度かかりますが、その間も通院の必要がないとはいえ、"治療中"であるということです。と、なんだか物々しい言い方になってしまいましたが、別に難しいことをしなくてはならない、なんてことはありません。普段の生活に差し支えることもほとんど無いと思います。
ただし、患部(もちろんアソコですよ)に物をバンバンぶつけたり・・・、はしないようにしてください。まあ、普段からすすんで物をぶつける人はいないでしょうけど。
せっかく受けていただいた治療なのですから、最後に「思い切って受けてみてよかった」と言っていただくのが、私たちには何よりの喜びです。
一生のうちの1ヵ月程度のことですから、無茶をせず過ごして頂ければ、と思います。
もちろんその期間は当院でサポートしていきます。ご心配なことがあれば診察もいたしますし、その際の費用もかかりません。
手術が済めば、「はいっお終い!」なんてことはありません。
使えるように(・・・何にだ?)なるまで、何度でも何でもご相談ください。
それが私たちのモットーですから!

投稿者 東京新宿メイルクリニック | 記事URL


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